フコイダンの歴史

フコイダンの歴史をたどれば、紀元前4世紀、秦の始皇帝が求めた「不老長寿の薬」=「フコイダンの入った昆布」、にまで遡るといわれています。なんと2000年以上も前から海藻類の効果は認識されていたのですね。
今から約100年前、1913年、スウェーデンのH・Z・キリン博士によりフコイダンが発見されました。しかし、フコイダンの分子構造の複雑さが災いしてか、研究・解明されることなく時が過ぎていきました。
フコイダンに近代医学の日が当たり始めたのはキリン博士のフコイダン発見後、80年以上を経てからになります。
1996年、第55回日本癌学会総会で、「フコイダンには、正常細胞にはほとんど影響を与えず、がん細胞だけを自殺に追い込む、アポトーシス誘導作用がある」と発表されました。いちやく世界の注目を集めるようになったのです。その後も日本癌学会や日本生化学会大会などでその効果・効能についてたびたび研究発表がなされています。
フコイダンの学会発表

フコイダンは、今から100年近く前、1913年に、スウェーデンの学者・キリン博士によって発見されました。その後は、その分子構造の複雑さから長く研究成果が発表されていませんでした。
アメリカなど世界各国でフコイダンの研究が進むにつれてようやく研究成果が確認できるようになってきていたなか、1996年第55回日本癌学会総会での発表が大きな注目を集めました。
フコイダンが、ガン細胞を自滅させる一方で正常な細胞には影響を与えない働きがあると確認されたのです。その後も、数多くの研究成果が国内だけではなく、アメリカはじめ世界各国で発表されています。
第55回 日本癌学会 (1996年)
第56回 日本癌学会 (1997年)
第57回 日本癌学会 (1998年)
第69回 日本生化学会 (1996年)
第72回 日本生化学会 (1999年)
第18回 糖質シンポジウム (1996年)
第20回 糖質シンポジウム (1998年)
第58回 日本栄養・食糧学会大会(2004年)
第59回 日本栄養・食糧学会大会(2005年)
フコイダンの活用情報

フコイダンを利用した製品はさまざまございます。一部を新聞誌上から簡単にご紹介しましょう。
根室市の歯舞漁協(竹内一義組合長)は、未利用資源であった海藻のスジメコンブから乾燥・精製したフコイダンを含む高分子多糖体を抽出した健康補助食品「歯舞スジメフコイダン」を製品化し、3月末から全道で販売を開始した。フコイダンは、海藻自身が乾燥を防ぎ、傷んだ体の表面を修繕する働きがあり、人間にも多様な健康効果が期待されている食物栄養素で、健康維持に期待されている。(3/31,2007 釧路新聞)
海藻食品加工・販売業のニライカナイ沖縄(牧野信久社長)が沖縄県産モズクを原料とするアセチルフコイダンを加工し健康食品、化粧品などを製造する工場が、うるま市洲崎の特別自由貿易地域に完成した。
4月上旬から本格稼働の予定で、年間最大300キロリットルのアセチルフコイダンを生産して、商品化し主に県外向けに販売する。年間20億円の売り上げを見込んでいる。ニライカナイ沖縄の牧野社長は「フコイダンはこれまでの研究でさまざまな効用が示されている。フコイダンの活用で多くの人が健康になることを祈願する」とあいさつ。
(3/29,2007 沖縄タイムス)
和歌山南漁協(本所・和歌山県田辺市江川)は19日から、大阪府内のイオン系列店ジャスコに、水揚げした海藻のヒロメを「紀州ひろめ」として出荷する。昨シーズンは13トンの水揚げがあり、大阪府内のジャスコ9店舗に1・2トンを出荷した。
今シーズンも大手量販店のイオンリテール(本社・千葉市)の協力を得て、19日からジャスコ5店舗に出荷する。店頭では100グラム約200円で販売される予定。ヒロメは紀伊半島南部に自生する。食物繊維の一種で近年注目されているフコイダンが豊富に含まれ、ヘルシー食材として売り込んでいる。磯の香りが高く、シャキシャキとした食感が評判を呼び、京阪神や首都圏での取引も増えているという。1月下旬から4月上旬までが漁獲期。
(2/18,2011 紀伊民報)
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